「国文法が難しい」
「いい問題集がどれかわからない」
「国文法の参考書や問題集のレベルがわからない」
という方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、私の中学生への国語指導の経験をもとに、オススメの国文法の問題集・参考書を書きました。
あなたの国語学習や受験勉強に役立てばうれしいです。
結論から オススメ国文法問題集・参考書ランキング
まずは中学生向け国文法問題集・参考書をランキング形式にしました。
より詳細な解説を知りたい方は、この記事の後半にある「国文法の問題集・参考書オススメ5選」をご覧ください。
1位 中学国語をひとつひとつわかりやすく
シリーズ累計680万部売れていて、多くの中学生から支持されている参考書。
タイトルに偽りなく本当にわかりやすい内容。
市販の参考書ではトップクラスに説明が上手に書かれています。
2位 くわしい中学国文法
一般書店で売られている中学国文法の中で、最もハイレベルな本。
辞書的に使用するのがオススメです。
3位 これでわかる中学国文法
表紙に「参考書×問題集」とあるように国文法の復習をしながら、問題演習ができる本。
難易度としては『中学国語をひとつひとつわかりやすく』と『くわしい国文法』との中間になります。
4位 中学国文法 標準問題集
定期テスト対策から入試対策まで使える、ちょうど良い問題集。
『標準問題集』については別にくわしい記事があるので、興味のある方はお読みください。

5位 中学国文法 ハイクラステスト
難関校向けの国文法対策ができる問題集です。
公立校や有名私立校の入試問題が多数出題されています。
『ハイクラステスト』については別にくわしい記事があるので、興味のある方はお読みください。

国文法の問題集・参考書が必要なわけ
国文法で点数を上げていくには専門の問題集・参考書があったほうがいいです。
国文法は私たちが普段使っている日本語なので、ナメてしっかりと勉強しない中学生が結構います。
でも、国文法って実際ややこしいですよね。
ですから、丁寧な解説がある参考書や問題集が必要です。
国文法は定期テストだけでなく、入試でも問われる可能性がある分野ですので、専用の問題集・参考書を手元に置いて決して損をすることはありません。

問題集・参考書の選び方
国文法専門の問題集・参考書を選ぶにはポイントが2つあります。
- 国文法が得意か苦手か
- 志望校の難易度
です。
この2つを解説していきます。
国文法が得意か苦手か
選び方は国文法が得意か苦手かで大きく異なります。
この場合、学校の国語の授業で学んだ文法が「わかった」と感じた場合は”得意”「わからなかった」と感じた場合は”苦手”とします。
- 「わかった」のなら、わかった用の問題集・参考書が必要です。
- 「わからなかった」のなら、わからなかった用の問題集・参考書が必要です。
わからなかった生徒がわかった中学生用の問題集・参考書を使用しても時間を無駄にしてしまうので、気を付けるべき点だと思います。

志望校の難易度
受験をする高校の難易度でも選び方は異なります。
問題集・参考書によって、想定している読者のレベルは結構違うからです。
難関国立・私立難関校でも使えるものもあれば、中堅校クラスのものもあります。
難関校を志望する場合は、ハイレベルな問題集・参考書が必要なので、これから紹介する記事をお読みになって参考になさってください。
国文法の問題集・参考書オススメ5選
それでは、今から中学生のための国文法問題集・参考書を紹介していきます。
これを参考に中学生活、受験勉強を乗り切ってくれることを願っています。
中学国語をひとつひとつわかりやすく
国文法が理解できなくて困っている中学生にイチオシなのが『中学国語をひとつひとつわかりやすく』です。
『中学国語をひとつひとつわかりやすく』は、国語の入門書や苦手克服としては最適な一冊です。
国語に限らず、この『中学〇〇をひとつひとつわかりやすく』シリーズは非常にわかりやすいのが特徴です。
『ひとつひとつわかりやすく』シリーズは市販の参考書ではトップクラスに説明が上手に書かれていて、国文法についても例外ではありません。
実際に、このシリーズは累計680万部売れていて、多くの人から支持されてきています。

わかりやすく解説するのがメインの本のため仕方ないかもしれませんが、欠点としては練習問題が少ないところです。
『中学国語をひとつひとつわかりやすく』をやった後は、別の問題集で理解したところを定着させていくことをオススメします。
その場合は、あとで紹介する『標準問題集 国文法』がオススメです。
『中学国語をひとつひとつわかりやすく』については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。

くわしい国文法
難関校を目指す中学生が手元に置いておきたいのが『くわしい国文法』です。
一般に売られている中学の国文法参考書では、私の知る限り最もハイレベルなものです。
タイトル通り、とてもくわしいのは本自体の厚みでもわかると思います。

ほとんどが国文法の詳細な解説です。
問題は
- 例題
- 練習
- 実力アップ問題
- 入試問題にチャレンジ
の4種類ありますが、内容のくわしさに対して、演習問題の量は少なすぎる印象を持ちました。
『くわしい国文法』で学んだら、次はあとで紹介する『ハイクラステスト国文法』で難関校レベルの問題に挑戦することをオススメします。
これでわかる国文法
今まで紹介した『中学国語をひとつひとつわかりやすく』と『くわしい国文法』の中間に位置するのが『これでわかる国文法』です。
国文法がわからないわけではない、でも難関校を目指しているわけではない、という中学生にピッタリです。
表紙に「参考書×問題集」とあるように国文法の復習をしながら、問題演習ができる本です。

問題は、
- 必修問題
- チェックテスト
- 入試問題に挑戦
の3種類です。
普段は定期テスト対策に必修問題とチェックテストをやり、3年生の夏休み~後期に入試問題に挑戦ををやるのが理想的なスケジュールです。
ただし、タイトルにある「これでわかる」は言い過ぎだと思います。
正直、国文法がわからない生徒がこれを読んで一気にわかる、とは思えません。
国文法がわからないと感じている中学生は、この本ではなく、『中学国語をひとつひとつわかりやすく』のほうをオススメします。
標準問題集 国文法
私がもし中学生から「国文法の問題集は何がいいですか?」と聞かれたら、「まずは『標準問題集 国文法』をやってみたら」と答えるでしょう。
『標準問題集 国文法』は定期テスト対策から入試対策まで使える、いわばちょうどいい文法問題集になります。
問題は、非常に精選されています。
基本⇒標準⇒実力の三段階で、無理なく学力が伸ばせます。
基本から標準にかけては定期テスト対策に使えます。
実力問題になるとと、入試レベルの問題になります。
実際に出題された入試問題が多く出されています。
中堅校を目指す中学生に『標準問題集国文法』は、一番いい国文法の問題集だと思います。
難関校対策を目指す中学生は『標準問題集 国文法』を仕上げたら次に『ハイクラステスト国文法』にチャレンジすることをオススメします。
『標準問題集国文法』については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。

ハイクラステスト国文法
難関校を目指す中学生が国文法の問題集を探しているなら、『ハイクラステスト国文法』がイチオシの本です。
『ハイクラステスト国文法』は、定期テスト対策とハイレベルの入試対策ができる問題集です。
この本の最もレベルの高い演習問題では、各都道府県や有名私立校の入試問題がほとんどで、実践的な問題演習ができます。
表紙にある「トップレベルの学力!」とあるのは大げさではありません。

『ハイクラステスト国文法』をしっかりやれば、入試の国文法はほぼ大丈夫と言えるでしょう。
『ハイクラステスト国文法』については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。

まとめ
この記事では、中学生のための国文法の問題集・参考書について書きました。
国文法は定期テストだけでなく、入試でも問われる可能性がある分野ですので、専用の問題集・参考書を手元に置いて損をすることは決してありません。
国文法専門の問題集・参考書を選ぶにはポイントは
- 国文法が得意か苦手か
- 志望校の難易度
の2つです。
国文法がわからない中学生にオススメなのが『中学国語をひとつひとつわかりやすく』です。
最もハイレベルな説明があるのが『くわしい国文法』です。
今まで紹介した『中学国語をひとつひとつわかりやすく』と『くわしい国文法』の中間に位置するのが『これでわかる国文法』です。
『標準問題集 国文法』は定期テスト対策から入試対策まで使える、いい文法問題集になります。
『ハイクラステスト国文法』は、定期テスト対策とハイレベルの入試対策ができる問題集です。
よくある質問と答え
なぜ国文法の学習は重要なのですか?
中学生になると、国語は長文読解や漢字・語句の量が増え、さらに文法、古文・漢文といった新しい分野が加わり、最も点数の差が出やすくなります。
特に文法は、細かい知識が必要とされ、その理解度が国語全体の成績に大きく影響します。
国語の力は、問題文の理解など他の教科の成績にも影響を及ぼす土台となるため、国文法の習得は非常に重要となります。
国文法が苦手な中学生は多いと聞きますが、その原因は何ですか?
小学生の算数が具体的な事象を扱うのに対し、中学の数学では抽象的な文字式が登場するように、国語も小学校の時とは異なり、心情理解が難しい物語文や、科学・政治といった高度な論説文・随筆文が増加します。
また、日常では使わない高度な漢字や語句も多くなり、文法も細かな知識が求められます。
これらの多様な出題形式や、文章の論理を理解できないことが、多くの生徒が「何を答えていいのかわからない」と感じ、苦手意識を持つ原因となります。
文法より読解が苦手で困っています。いい参考書はありますか?
読解はセンス、と言われがちな教科ですが、決してそんなことはありません。
私がオススメするのは『システム中学国語 論理入門編』です。
この本は、文章を正しく読み取るための”公式”を使い、数学のようにはっきり目に見える形で、文章を読み取り、問題の解き方を教えてくれます。
『システム中学国語』シリーズについては、次の記事がくわしいので、よろしければお読みください。

国語は悪くないのですが、数学が苦手で困っています。いい参考書はありますか?
はい、いい本があります。
私は、この参考書を見ると「今の中学生は、こんなわかりやすい本があっていいなあ」と正直うらやましくなります。
それは『はいちの楽しくなる数学中学1年』と『はいちの楽しくなる数学中学2年』です。
著者の葉一先生はYouTubeでも有名なので、ご存知の方もいるかもしれません。
私の知る限り、中学の数学を最もわかりやすくかみ砕いて教えてくれる本です。
『はいちの楽しくなる数学中学1年』と『はいちの楽しくなる数学中学2年』を使った学習法については別にくわしく書いた記事があるので、数学を克服したい中学生はご覧ください。

高校受験用の英単語帳は何がいいでしょうか?
高校受験が目的で英単語帳を使う上で大切なのは時間が限られていることです。
ですから、中学1年生や2年生とは単語帳の選び方が少々違うわけです。
高校受験のための英単語帳については別にくわしく書いた記事があるので、そちらをご覧ください。

単語を覚えれば成績は上がりますか?
知らない単語ばかりより、知っている単語が多いほうが正答率は上がります。
ただし、単語だけでは高得点にはならず、文法、英作文、リスニングなどにも取り組んでいく必要があります。
特に英文法・語句を知っておかないと、成績はあがらないので、まずは単語+文法の勉強をオススメします。
英文法の参考書・問題集については別にくわしく書いた記事があるので、ご覧ください。

単語を覚えれば、長文が読めるようになりますか?
英単語の知識がなければ、長文は読めませんが、単語だけでは読めるわけではありません。
最低でも単語+文法の知識が必要です。
その上で、長文を読んだり、長文問題に慣れることが必要になります。
中学生向けの長文問題集については別にくわしく書いた記事があるので、よろしければご覧ください。

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