「漢字ドリルは何がいいのかわからない」
「漢字が苦手で点が取れない」
「入試が不安でたまらない」
という方もいらっしゃると思います。
そのような悩みを解決する記事を書きました。
中学生に国語を教えていた私が、実際に市販の漢字ドリルを購入し、プロの視点でオススメランキングを作成しました。
これをお読みになって、国語の成績アップや志望校の合格に役立ててもらえるとうれしいです。
漢字ドリルが必要なわけ

定期テスト対策や高校入試対策をする上で、漢字の学習は欠かせません。
というのも、国語のテストで漢字の問題は必ず出題されるからです。
同じ国語という教科の中でも、文章読解力と漢字・語句は全くタイプの違う問題です。
漢字・語句は、単に覚えているかどうかを問われます。
つまり、ちゃんと勉強すれば、点が取れる問題なのです。
国語で確実に点を取っていきたいのなら、漢字ドリルの学習は必須不可欠なのです。
効果的な漢字ドリルの選び方2つ

漢字ドリルの選び方のポイントは2つあります。
- 入試まであとどれだけの時間があるのか
- 難易度はどれくらいか
このポイントをそれぞれ解説していきます。
入試までどれだけ時間があるか
試験までの期間でドリルの選び方は異なります。
入試対策用なのか、定期テストなどの普段用なのか、目的が違えば選ぶ本も違います。
1~2年生と3年生、さらに3年生も後期になると学習の仕方も別になります。
この記事では、それも踏まえて入試直前にはこのドリル、普段の学習にはこのドリル、と書いているので、参考になさってください。
難易度は?
受験をする志望校のレベルによっても選ぶドリルは違ってきます。
当然ですが、本のレベルはそれぞれ異なります。
難関校まで狙える漢字ドリルなのか、漢字が苦手なタイプに合ったドリルなのか、なども考慮して選ぶ必要があります。

オススメ漢字ドリル5選
それではオススメの漢字ドリルを紹介します。
あなたの希望にピッタリな漢字ドリルを選ぶ参考になさってください。
1位 『高校入試 漢字・語句3000』ミニ版
『高校入試 漢字・語句3000』は中学漢字のチェック用の本としては最高峰の一冊。
入試に必須の漢字・語句~難関校対策まで盛り込まれており、レベル別に効率的な勉強ができるのが特徴です。
入試の直前対策から普段の学習にも使えます。
収録語数はタイトルにもあるように3,000語で、そのうち漢字は2,123語と他を圧倒しています。
レベル別に編纂されていて、入試必須レベル~難関校対策の章まであります。
自分の志望校に合わせて、学習する量を選択できるのもメリットです。
大きさもコンパクトで、持ち運びしやすいサイズなのもうれしいです。
私のGooglepixel6と並べた画像です。

『漢字・語句3000』については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。

2位 『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』
『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』は入試の直前対策にピッタリ
『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』は旺文社が過去の入試問題を分析し、出題される順に配列してあります。
収録語数は1500語で、そのうち漢字は1,104語です。
レベルは『漢字・語句3000』ほどではありませんが、数が少なく厳選されている分、高確率で出やすい漢字を効率的に学べます。
大きさは『漢字・語句3000』とほぼ同じで、『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』のほうが厚みは薄いです。

語句と文法に関しては量が少なすぎるので、これだけで勉強しようとするのはオススメできません。
『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』については別にくわしく書いた記事があるので、よろしければお読みください。

また、非常に似ている2冊『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法1500』と『漢字・語句3000』を比較した記事があるので、興味のある方はご覧ください。

3位 中学10分間復習ドリル 漢字・語句
『中学10分間復習ドリル』は漢字の日常学習に最適。
普段の漢字学習として作られた漢字ドリルらしい問題集ですが、問題はプロが厳選しているため、意外とレベルが高く、高校受験の下準備としてもいい内容です。
1ページあたり20問で、全部で70ページあるので、計1,400の問題を解くことになります。
漢字でいうと、各ページに読みと書きの問題が各10問ずつあり、バランスの良い学習ができます。
漢字ドリルをひとつだけ選びたい人には、『中学10分間復習ドリル』がオススメです。
『中学10分間復習ドリル漢字・語句』については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。

4位 中学 漢字・語句 10分間集中ドリル
漢字が苦手なら『10分間集中ドリル』がオススメ
なぜ漢字が苦手なタイプに『10分間集中ドリル』がいいのかというと、表紙の裏に漢字学習のコツが書いてあるためです。
漢字を覚えるために忘却曲線の説明をし、どうすれば効果的な学習ができるかを解説しています。

そして、ページの下に猫のイラストがあり、自分の進捗具合がわかり、モチベーションを上げる工夫もされています。

1ページあたり20問で、全部で56ページ、計1,120問収録されています。
苦手な生徒はどのように学習をしていいかがよくわかっていないケースがよくあるので、苦手克服を目的とするなら『中学 漢字・語句 10分間集中ドリル』がオススメです。
『中学 漢字・語句 10分間集中ドリル』については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。

同じタイプの『10分間集中ドリル』と『10分間復習ドリル』を比較した記事があるので、興味のある方はご覧ください。

5位 ハイクラステスト 漢字・語句
入試対策の漢字問題集なら『ハイクラステスト』が一番。
『ハイクラステスト 漢字・語句』は過去の高校入試問題を分析し、出題頻度によってレベル別に配列した問題集です。
標準⇒応用⇒難関の三段階で、無理なくトップレベルの学力をつけていく構成です。
巻末には「仕上げテスト」があり、漢字の実力が身についたかどうか試すこともできます。
漢字・語句の出題数は約2,000語です。
難関校対策までを明確に打ち出しているのは『ハイクラステスト漢字・語句』と『漢字・語句3000』のみです。
入試対策としての漢字ドリルを希望されている方には『ハイクラステスト 漢字・語句』がオススメです。
『ハイクラステスト 漢字・語句』については別にくわしく書いた記事があるので、よろしければお読みください。

まとめ
この記事では、おすすめの漢字ドリルをランキングしました。
国語のテストでは、入試でも定期テストでも漢字の問題は必ず出題されます。
ですから、漢字ドリルで普段から学習することが必要です。
漢字ドリルの選び方のポイントは2つあります。
- 入試まであとどれだけの時間があるのか
- 難易度はどれくらいか
漢字ドリルのオススメをランキングすると、
1位は『漢字・語句3000』でチェック用としては最高峰の一冊です。
2位は『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』で、入試の直前対策に向いています。
3位は『中学10分間復習ドリル 漢字・語句』で、普段の漢字学習に最適です。
4位は『中学 漢字・語句 10分間集中ドリル』で、漢字が苦手なタイプにオススメです。
5位は『ハイクラステスト 漢字・語句』で、入試対策の問題集を希望する方にピッタリです。
よくある質問と答え
漢字は苦手でないのですが、読解が不得手で困っています。いい参考書はありますか?
国語の読解はセンス、と言われがちな教科ですが、決してそんなことはありません。
私がオススメするのは『システム中学国語 論理入門編』です。
この本は、文章を正しく読み取るための”公式”を使い、数学のようにはっきり目に見える形で、文章を読み取り、問題の解き方を教えてくれます。
『システム中学国語』シリーズについては、次の記事がくわしいので、よろしければお読みください。

国語は悪くないのですが、数学が苦手で困っています。いい参考書はありますか?
はい、いい本があります。
私は、この参考書を見ると「今の中学生は、こんなわかりやすい本があっていいなあ」と正直うらやましくなります。
それは『はいちの楽しくなる数学中学1年』と『はいちの楽しくなる数学中学2年』です。
著者の葉一先生はYouTubeでも有名なので、ご存知の方もいるかもしれません。
私の知る限り、中学の数学を最もわかりやすくかみ砕いて教えてくれる本です。
『はいちの楽しくなる数学中学1年』と『はいちの楽しくなる数学中学2年』を使った学習法については別にくわしく書いた記事があるので、数学を克服したい中学生はご覧ください。

英単語帳は何がいいでしょうか?
英単語を知らなければ、英文は読めません。
ですから、単語帳を使って覚えていく方法はオススメです。
英単語帳を選ぶコツは、自分の目的に合ったものかどうかにあります。
英単語帳については別にくわしく書いた記事があるので、よろしければご覧ください。

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