英語の学習をするとき、「文法の勉強は、どうしよう…?」と悩むことはありませんか。
そんな悩みを解決する記事を書きました。
この記事では英語教室で講師をしていた私が、英文法で失敗しないためのオススメ参考書・問題集を紹介します。
はじめに文法書の選び方を、その次にレベル別にオススメの英文法の参考書・問題集について書いてあるので、じっくりとお読みになってください。
英語は文法だ!
英語のテストには単語や長文、英作文などいろいろありますが、最終的には文法がどれだけ身についているかが成績を決めます。
定期試験であろうと入学試験であろうと、これは変わりません。
なぜなら普段の英語の授業で学んでいることは、ほぼ文法だからです。
みなさんの英語の教科書を見てみれば、ユニットの重要文(テキストの下のほうにある太字の英文)は、ほとんど文法に関するものです。
実際、私の英語講師をしていたころの経験でも間違いなく
文法の理解の度合=英語の成績
でした。
定期テストや入試で思うような成績を取るには英文法の理解が必要不可欠です。
そのためには、英文法の参考書や問題集を一冊は手元に置く必要があります。
どのようにすれば、自分にぴったりのものを選べるのか、文法の参考書・問題集の選び方について説明していきます。
英文法の参考書・問題集の選ぶポイントは2つ
中学生が英文法の参考書または問題集を買うとき、選ぶポイントは2点あります。
- ①文法のレベルが自分に合ったものかどうか
- ②問題の量が自分に適切かどうか
それぞれについて今から解説していきます。
①文法のレベルが自分に合ったものかどうか
選ぶポイントの一つ目は、購入する本が自分の学力に合ったものかどうかにあります。
自分に合ったレベルのものを選ぶことが重要なのですが、意外と失敗しやすいところでもあります。
なぜなら、モチベーションが最も高いのは参考書や問題集を買うときだからです。
けれど、そもそもレベルが合っていないのなら、あまり意味はありませんよね。
当然のことですが、英語が得意な人があらためて基礎的なことを学ぶ必要もないですし、逆に苦手な人が難しい本にチャレンジするのも無駄ですよね。
中学生向けの英文法の参考書・問題集を選ぶポイントのひとつは学力のレベルに合わせることです。
ですから、この記事では定期テストの点数別に適切な本を選びました。
私の英語講師時代の経験をもとに書いたので、中学生のみなさんはぜひ参考にして英文法書をお選びください。
②問題量が適切かどうか
選ぶポイントの二つ目は、本に掲載されてある問題の数が自分にとって適切な量かどうかにあります。
問題は解かなければ意味はありませんよね。
とはいうものの、部活などで勉強にかける時間が限られている人が問題数の多い本を買ってしまって失敗するケースがあります。
なぜなら、これもモチベーションが一番高いのは本を買う時、の典型的な例です。
もちろん勉強をするのにある程度のまとまった時間は必要ですが、部活、その他で多くの問題をこなせない場合もあります。
そんなとき、問題集まで手をつけなくても参考書の問題だけで十分なこともあります。
参考書によって問題の数は全く違います。
この記事では「部活などで時間がない人は、この参考書だけでOK」とか「この参考書は問題数が少ないので、問題集までやる必要がある」とかまで明記してあります。
問題数が適切かどうかもポイントの一つなので、英文法の参考書・問題集選びの参考になさってください。
以上をまとめると、
英文法の参考書・問題集は、本のレベルと問題の量が自分に合っているかが重要
ということになります。
それでは、次に定期テストの点数別にオススメ参考書と問題集を紹介します。
英文法レベル別オススメ参考書・問題集
定期テストの点数を基準に、オススメの参考書と問題集を一冊ずつ紹介しました。
点数による分類は、
- 60点以下の人
- 60点~70点
- 70点~80点
- 80点~90点
- 90点~100点
に分けました。
ご自身のレベルに合ったところをお読みください。
60点以下の人は基礎を学ぶ
英語に苦手意識がある人は基礎をしっかり学ぶことが大切です。
英語がわからないのは、文法がわかっていないのが大きな原因です。
あなたが思う以上に、英語は努力が実を結ぶ教科です。
今から紹介する参考書と問題集を地道にしっかりやれば、成績は上がっていきます。
オススメ参考書は『やさしくまるごと中学英語』(学研)
英語の文法が苦手で、これから理解していくのなら、まずは『やさしくまるごと中学英語』から勉強していくのが一番です。
理由は3つあります。
- 各レッスンのはじめにマンガで学ぶことを解説している
- 本と連動した授業動画がスマホで見られ、塾や家庭教師から学んでいるのと同様の効果がある
- 学習のコツ(勉強の効果的なやり方)まで付属DVDで教えてくれる
ひとつひとつ説明していきます。
マンガで読みやすい
『やさしくまるごと中学英語』は、Lesson1からLesson30まであり、すべてレッスンのはじめにマンガで今から何を学ぶかが表現されています。
これの何がいいかと言えば、マンガの絵、表現をきっかけに英語を覚えたり、思い出したりできることにあります。
それに「英語が嫌い。文法なんて…」という人もとりあえず、マンガの部分は読んでしまう、ということもあります。
マンガの部分を読むだけで例えば、
- 名詞の複数形には”s”が付く
- 時刻の”it’s”は訳さなくてよい
- “can”の意味は、できる
など簡単に覚えてしまうでしょう。
英語の文法を理解していきたい人は、まず『やさしくまるごと中学英語』のマンガの部分から読んでいくのが良いと私は思います。
授業動画がスマホで見られる
『やさしくまるごと中学英語』には各ページにQRコードが印刷されていて、スマホで読み取ると授業動画を見ることができます。
英文法に限りませんが、何かを学ぶ時、文字で読むだけより、誰かから教えてもらったほうが早く理解できた経験があるのではないでしょうか。
『やさしくまるごと中学英語』の表紙に「塾の月謝の約1/10で自宅が塾に!」と書いてありますが、決して大げさな表現ではありません。
授業動画は文法の説明だけではなく、練習問題の解説も含めて、169本もあります。
実際の動画を見てみましょう。
かなりわかりやすいですよね。
学習には支障がないですが、あえて欠点を言えば、少し暗いところがあって見にくいことでしょうか。
授業動画が見られる参考書は最近、増えてきましたが、『やさしくまるごと中学英語』が圧倒的にわかりやすい、というのが私の感想です。
学習のコツまで教えてくれる
『やさしくまるごと中学英語』は単に中学レベルの英語を教えてくれるだけの本ではありません。
英語学習のコツ、勉強のしかたまで教えてくれる良書です。
勉強でもスポーツでもやり方を理解させて終わり、ではありません。
身につけるためのトレーニング方法(学習上「定着」と言います)まで行う必要があります。
『やさしくまるごと中学英語』には付属にDVDがついています。
そこで教育系YouTuberとしては人気No.1の葉一さんが英語学習のしかたを解説しているのですが、これが実にすばらしい!
具体的には、
- 英文法学習のコツ
- 英単語は、どれくらい勉強したらいいのか
- 長文問題は、どんな対応をすればいいのか
など目から鱗が落ちるような内容です。
正直、このDVDだけでもかなりの価値があります。
英語学習は、このDVDの通りにやれば間違いありません!
『やさしくまるごと中学英語』の付属DVDで、英語の勉強のしかたを学び、その通りに行えば成績は上がっていきます。
ぜひとも、これをお読みの中学生には見ていただきたいと思います。
ちなみに『やさしくまるごと中学英語』については、より詳しく書いた記事があります。
もっと『やさしくまるごと中学英語』に関して知りたい方は、合わせてごらんください。
ただ、『やさしくまるごと中学英語』のイマイチなところは問題数が少なすぎるところです(本の厚さとしては、これが限界なのかもしれませんが)。
なので、問題集が必要になります。
『やさしくまるごと中学英語』の次に行うべき問題集を紹介します。
オススメ問題集は『英文法パターンドリル』(文英堂)
定期テストで60点以下の人が問題集を選ぶなら、『英文法パターンドリル』が一番です。
というのも、本のタイトルにもあるように、問題のパターンを繰り返すことで文法を身につける作りになっているからです。
難問はなく英文法の基礎的問題が集められています。
その上、問題の数を見ると左側のページが5問~8問、右側のページが8問~10問程度で、決して無理なくできる量になっています。
『英文法パターンドリル』の内容は本の帯にもあるように、
- ①選択問題
- ②並べかえ問題
- ③英作文
の順で無理なく英文法を学ぶ形になっています。
英文法の基礎を作るのなら、『英文法パターンドリル』が最も良いので、定期テストで60点に満たない方にはやってほしい問題集です。
『やさしくまるごと中学英語』と『英文法パターンドリル』の相性はとてもいいので、英語に苦手意識のある人は、ぜひこの2冊のセットで克服してもらいたいと思います。
ちなみに『英文法パターンドリル』について書かれた記事もあります。
興味のある方は、そちらもお読みください。
文法の基礎を身につけるなら『英文法パターンドリル』、口コミも紹介60点~70点の人は理解の穴をうめる
定期テストで60点~70点の人は、英文法の理解に穴のある状態です。
しかし、その穴は決して埋められないものではなく、ひとつひとつ着実につぶしていけば80点台まで手が届くものです。
そのための参考書と問題集を今から紹介します。
オススメ参考書は『チャート式シリーズ中学英語』(数研出版)
「チャート式」というと、数学を思い浮かべる人もいるでしょうが、実は今、英語も相当良いものを出しています。
『チャート式中学英語』シリーズは、中学英語の参考書としては最もよくできているもののひとつ、と言っていいでしょう。
その理由は、
- ①デジタルコンテンツの充実
- ②丁寧な文法の説明
- ③定期テスト対策までできる内容
にあります。
では、これらをひとつずつ解説していきます。
デジタルコンテンツの充実
『チャート式中学英語』シリーズはデジタルコンテンツが充実しているところがオススメポイントです。
今後はわかりませんが、現時点でここまでデジタルコンテンツとリンクしている参考書は、そうありません。
この本の帯にもありますが、デジタルコンテンツは3つあります。
- 解説動画
- 発音チェックアプリ
- 復習テスト
です。
それぞれの内容は、つまずきやすい文法項目には、解説動画で理解を深めることができ、
「発音マスター」と呼ばれるアプリでは英文の発音+滑らかさのスコアが確認できます。
復習テストは、文法項目の習熟度をチェックできます。
すべてQRコードでアクセスできるもの手軽で評価できます。
『チャート式中学英語』シリーズのデジタルコンテンツの充実度は、参考書の中ではトップクラスだと思います。
ただ、解説動画については、つまずきやすい項目のみですべての項目にあるわけではありません。
動画による解説を重視したい人は、前述の『やさしくまるごと中学英語』のほうが良いでしょう。
文法項目に対する丁寧な解説
『チャート式中学英語』シリーズの文法解説は丁寧でわかりやすいこともオススメする理由です。
老舗の数研出版が長年、積み上げてきた努力と、学年別に分けているところがプラスに働いています。
具体的にそれくらい丁寧かというと、少し申し訳ないのですが、『スーパーステップ中学英文法』(くもん出版)と比較してみることにします。
現在進行形を例にすると、『スーパーステップ中学英文法』P42~P43「進行中の動作」に相当するのが『チャート式中学英語 中1』ではP154~P159にあたり、3倍のページを使い解説しています。
また『チャート式中学英語 中1』には疑問詞を使った進行形の疑問文があるのに対し、『スーパーステップ中学英文法』にはありません。
そして、『チャート式中学英語 中1』はP160~P161にわたって進行形の要点のまとめのページまであります。
このように文法に関して網羅してある参考書を使い、学習することが文法の穴をうめていく作業になります。
『チャート式中学英語』シリーズの文法解説は、かなりページをさいていることで丁寧さがわかると思います。
ひとつ難点をいうと、be動詞の説明の古さがあげられます。
今どきの参考書は「be動詞の意味は”=”(イコール)」と教えるものですが、『チャート式中学英語 中1』は数十年前の教え方をしています。
英語教室の講師をしていた私としては、「このあたりはアップデートしてほしいなあ」と感じます。
定期テスト対策まで対応できる
『チャート式中学英語』シリーズは定期テスト対策までできるのもオススメポイントです。
各章の最後に3ページ定期試験対策問題があり、バランスの良い出題がされているからです。
バランスの良い出題というのは具体的に書くと、
- 選択問題
- 並べかえ問題
- 書き換え問題
- 英文和訳
- 英作文
などです。
部活などで時間にさほど余裕がなく、問題集まで手が回らない人は、『チャート式中学英語』シリーズの定期試験対策問題だけでも良いと私は思います。
それほど、この本の定期テスト対策はオススメです。
オススメ問題集は『できた!中1・2・3英語 文法』(くもん出版)
60点~70点の人が文法の穴をうめるための問題集は『できた!中1英語 文法』『できた!中2英語 文法』『できた!中3英語 文法』です。
その理由は、この本は基礎~標準問題にしぼって、さまざまなパターンの問題が網羅されていることにあります。
さまざまなパターンの問題というのは、
- 発音問題
- 選択問題
- 並べかえ問題
- 書き換え問題
- 会話穴埋め問題
- 誤文訂正問題
- 英文和訳
- 英作文
などです。
また、アプリで何度も四択問題と発音チェックができるところは、繰り返しを重視するくもん出版ならではです。
基礎~標準レベルのさまざまな問題ができる『できた!中1英語 文法』『できた!中2英語 文法』『できた!中3英語 文法』をちゃんとこなせれば、定期テストでは80点台にのせることができるでしょうし、90点台を目指すのも夢ではありません。
70点~80点の人は完璧に覚える
意外に思われるかもしれませんが、実は英語の定期テストで70点台の人と90点台の人とは文法力において大きな差はありません。
大きな差がないにもかかわらず、点数でこれだけの違いが出るのは、理解したことを完璧に覚えて仕上げたかにかかっています。
完璧に仕上げれば、あなたもトップクラスになれます。
あなたが思うより、もう少しの努力でトップクラスまでなれますから、今から紹介する参考書・問題集で目指してください。
オススメ参考書は『チャート式シリーズ中学英語』(数研出版)
『チャート式中学英語』のシリーズは、先に60点~70点の人のオススメ参考書で紹介していますので、そちらをお読みください。
まずは、この本の定期試験対策問題を完璧に仕上げてしまいましょう。
その上で、文法を仕上げより良い成績を目指すのなら、次の問題集にチャレンジしてください。
オススメ問題集は『チャート式シリーズ 中学英語 準拠ドリル』(数研出版)
英文法を完璧に仕上げて、クラスのトップへ飛躍してくれるのが『チャート式 中学英語 準拠ドリル』シリーズです。
この本は、参考書『チャート式中学英語』シリーズの問題集になります。
無理なく、基礎問題から標準問題、そして発展問題へと移行できるのがこの本の良いところです。
各章の後半に、
- 書き換え問題
- 英文和訳
- 英作文
が必ず出題されていて、文法を仕上げていないと正解できないように作られています。
『チャート式 中学英語 準拠ドリル』シリーズを完璧にマスターすれば、文法理解はクラスの上位になるのは間違いありません。
定期テストで70点~80点の人は参考書・問題集ともに『チャート式中学英語』シリーズに取り組むのが最善の近道です。
80点~90点の人はミスをなくす
私が英語教室で講師をしていた経験でいうと、80点以上の人が英語の成績を伸ばしていくのに必要なのはテストの際、ミスをなくし、高レベルの問題にチャレンジすることが大事です。
ここまでのレベルになると、競技スポーツと同じでミスをしたほうが負けになります。
そして、ミスがなくなれば難関校(各地区のトップ国公立校、難関私立校)にチャレンジできる学力が身についてきます。
では、英文法のミスを最小限に抑え、高水準の問題に挑戦するための参考書・問題集を今から紹介します。
オススメ参考書は『中学英文法Fine』(ℤ会)
『中学英文法Fine』は難関校受験への足がかりとなる参考書です。
なぜ、この本が難関校受験の足がかりとなるかというと、ℤ会のデータベースにもとづいて作られているためです。
ℤ会は、もともとレベルの高い通信添削で有名で、近年は出版や進学塾の分野にも進出しています。
『中学英文法Fine』は、さほど丁寧な文法解説はされていませんが、その分、受験の必須項目がきちんとまとめられています(『中学英文法Fine』の各ページにある「POINT」の部分)。
読者のレベルを文法解説を必要としている人ではなく、ℤ会の高水準についていける人に設定されています。
そして、「ℤ会の質問コーナー」では優秀な生徒が疑問に感じるような文法の高水準な質問の答えが書かれています。
『中学英文法Fine』には確認問題があり、巻末に「入試突破!確認テスト」もあり、それぞれ問題の質は高いのですが、量としては不足しており、別の問題集が必要となります。
参考書として『中学英文法Fine』難関校受験レベルにも対応できる良い本で、高水準の学習をすることでテストのミスを減らすことができます。
『中学英文法Fine』に限らず、Z会の参考書はハイレベルなものばかりなので、難関校を目指す受験生にはオススメです。
Z会の英語参考書については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。
Z会の英語参考書・問題集はハイレベルな中学生にオススメオススメ問題集は『最高水準問題集 中1・2・3英語』(文英堂)
『最高水準問題集』シリーズは80点台の人を入試問題までチャレンジできるようにする問題集です。
というのも、表紙の[本書のレベル]に書いてあるように、標準の上半分~発展の問題が収録されていることでもわかります。
各章は文法項目に分かれており(不定詞、助動詞、比較級など)、標準問題から最高水準問題の順で解いていきます。
まず標準問題で理解を確認するのですが、内容は通常の定期テストで出るくらいのレベルです。
その後、最高水準問題のページにいくのですが、問題の多くは各都道府県の公立高校入試や私立難関校の入試で出題された過去問が使われています。
簡単ではありませんが、80点台の人には、ちょうどいい負荷だと私は思います。
トレーニングでもキツめの負荷をかけることで、それまでの重量が軽く感じるのと同じ理屈です。
『最高水準問題集』シリーズを終えたあとは、標準問題や定期テストのほとんどの問題が簡単に感じられるでしょう。
そして、テストのミスも減ってくることに気づくでしょう。
『最高水準問題集』シリーズは80点台の人の実力を伸ばしてくれる問題集なので、ぜひともここに出てくる入試問題にチャレンジしてみてください。
90点~100点の人は入試問題にガンガン挑戦
定期テストで90点以上のあなたは、文法のベーシックな部分に関しては十分な自身があるにちがいありません。
英語が得意なあなたは、難関校(地域のトップ国立校や難関私立校)の入試問題にガンガン挑戦しましょう。
難関校の入試問題に対応できる文法力を身につける参考書と問題集を今から紹介します。
オススメ参考書は『高校入試 塾で教わる 英語の考え方・解き方』(KADOKAWA)
『高校入試 塾でj 英語の考え方・解き方』は1~2年生や3年の前半の中学生でも難関校の入試問題にチャレンジできる実力が養えます。
なぜかというと、この本には佐鳴予備校の受験ノウハウがつまっているからです。
佐鳴予備校は、東海地区では有名な進学塾・予備校です。
内容は、まず文法の「ルール」を解説します。
その文法の解説が難関校に対応できる内容になっています。
例えば、”can”と”be able to”の違いや”must”と”have to”の違いなど、前述の『中学英文法Fine』にはない高レベルな説明があります。
そして、「例題」から「類題」で文法の理解を確認するのですが、どちらも入試問題が使われています。
例題、類題の解説は非常に充実しており、佐鳴予備校の授業を聞いているようです。
『英語の考え方・解き方』は難関校の入試問題にも対応できる実力ができますが、欠点としては問題数が少ないため、問題を解く経験が得られにくいところです。
そのため、今から紹介する『最高水準問題集 特進』で難問を経験していくことをオススメします。
『最高水準問題集 特進』は、最も難関校の入試問題が収録されている問題集です。
オススメ問題集は『最高水準問題集 特進英語』(文英堂)
『最高水準問題集 特進』シリーズは、80点~90点の人用に紹介した『最高水準問題集』シリーズと名前が非常に似かよっていますが、「特進」の文字が入っているように問題のレベルはこちらのほうが上になります。
『最高水準問題集 特進』シリーズは、トップクラスの中学生に特化した問題集で、いきなり入試と同じレベルの問題ができるようになっています。
すでに英文法のベースが完全にあるあなたに必要なのは、入試問題の実践演習です。
それを可能にするのがこの問題集です。
内容は各学年が学ぶ文法項目に合わせて、実際の入試問題、もしくはそれに相当する問題が収録されています。
『最高水準問題集 特進』シリーズに出題されている入試問題の校名を順不同にあげていくと、
- 東京・日本大鶴ヶ丘高
- 東京・駒込高
- 東京・中央大附高
- 北海道・函館ラサール高
- 愛知・滝高
- 愛知・東海高
- 福岡大附大濠高
- 広島・如水館高
- 熊本・真和高
…など、全部は書ききれないので、一部を載せました。
90点以上のあなたは『最高水準問題集 特進』シリーズで入試問題に挑戦し、最高レベルの実力をつけてください。
『高校入試 塾で教わる 英語の考え方・解き方』と『最高水準問題集 特進』シリーズは、1~2年生でも取り組めますし、しっかりやれば難関校の入試問題にも対応できる文法力が身につきます。
英語のハイレベル参考書・問題集については別にくわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。
受験で勝つ!中学英語のハイレベル問題集オススメ6選【番外編1】スタディサプリ中学講座
定期テストの点数に関係なく、英文法の理解に必ず役に立つのがスタディサプリ中学講座です。
ただ、参考書・問題集ではないため、【番外編】としました。
スタサプの英語の授業を受ければ、英文法の理解は断然深まります。
そのわけは
- 英語の知識と理解がはハンパなく深い先生たちが
- 理解の深さをもとに英語を教えるから、むちゃくちゃわかりやすく、教え方が上手い
からです。
実際にYouTubeの動画を見ていただければ納得いただけると思います。
英語の”a”と”the”の違いを解説したものです。
あなたの周りにこれほど英語をわかりやすく教えてくれる先生はいるでしょうか?
もし「いる」と答えた人は非常にラッキーな人です。
ぜひ、その先生から引き続き教わってください。
逆に、関先生の教え方が非常にわかりやすく感じた人は、ぜひスタディサプリで授業を受けてもらいたいと思います。
きっとあなたの英文法力は向上するでしょう。
月額2,178円〜サブスクで受けられるコスパのよさもスタサプの特徴です。
スタディサプリ中学講座については、くわしく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。
【1か月無料キャンペーン中】中学の英語学習にはスタディサプリがイチオシの理由|実際に受講しプロが徹底解説 【1か月無料キャンペーン中】スタサプでなぜ英語の成績が上がるのか|英語を教えていたプロが徹底解説 【1か月無料キャンペーン中】現役中学生のためのスタディサプリ高校受験対策講座|プロの視点から徹底解説【番外編2】オススメ定期テスト対策
英文法の勉強とは別に、定期テストの対策にはコツがあります。
英語の教科書別に記事を書いてあるので、定期テストや内申点を良くしたい人はお読みください。
ニューホライズン
【中1英語】ニューホライズンの定期テスト対策オススメ4選 【中2英語】ニューホライズンの定期テスト対策オススメ4選 【中3英語】ニューホライズンの定期テスト対策オススメ4選 ニューホライズンの英単語帳とは?単語カードはある?サンシャイン
【中1英語】サンシャインの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】サンシャインの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】サンシャインの定期テスト対策オススメ3選 サンシャインの英単語帳とは?単語カードはある?ニュークラウン
【中1英語】ニュークラウンの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】ニュークラウンの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】ニュークラウンの定期テスト対策オススメ3選 ニュークラウンの英単語帳とは?単語カードはある?ヒアウィーゴー
【中1英語】ヒアウィーゴーの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】ヒアウィーゴーの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】ヒアウィーゴーの定期テスト対策オススメ3選ワンワールド
【中1英語】ワンワールドの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】ワンワールドの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】ワンワールドの定期テスト対策オススメ3選まとめ
この記事では、プロの英語講師だった私が中学生向けのオススメ英文法書(参考書・問題集)について書きました。
英文法の参考書・問題集を選ぶポイントは2つで、
- 文法のレベルが自分に合ったものかどうか
- 問題の量が自分に適切かどうか
です。
レベル(定期テストの点数)別に最適な参考書と問題集を紹介すると、
定期テストの点数 | オススメ参考書 | オススメ問題集 |
60点以下の人 | 『やさしくまるごと中学英語』(学研) | 『英文法パターンドリル』(文英堂) |
60点~70点 | 『チャート式中学英語』シリーズ(数研出版) | 『できた!中学英語 文法』シリーズ(くもん出版) |
70点~80点 | 『チャート式中学英語』シリーズ(数研出版) | 『チャート式 中学英語 準拠ドリル』シリーズ(数研出版) |
80点~90点 | 『中学英文法Fine』(ℤ会) | 『最高水準問題集』シリーズ(文英堂) |
90点~100点 | 『高校入試 塾で教わる 英語の考え方・解き方』(KADOKAWA) | 『最高水準問題集 特進』シリーズ(文英堂) |
番外編としてスタディサプリ中学講座もオススメします。
これらの参考書・問題集を使って、中学生のみなさんが英語の文法力をつけ、志望校に合格することを私は願っています。
よくある質問と答え
英文法を学習して効果はあるのでしょうか
英文法を学ぶことで英語を正しく理解することができるようになります。
また、英語を話すときや英文を書くときにも必要になります。
高校や大学での英語学習の基礎となります。
英単語を覚えるのが苦手です。どうしたらいいでしょうか
それでしたら、『中学3年間の英単語が1か月で1000語覚えられる本』がイチオシです。
スタディサプリのカリスマ講師、関正生先生が文字通り、1か月で1000語覚えるための方法論がつまった本です。
『中学3年間の英単語が1か月で1000語覚えられる本』については、中学生向け英単語帳の記事にくわしく書いてあるので、よろしければ合わせてお読みください。
《英単語を攻略する方法》中学生のためのオススメ英単語帳18選【2024年版】|英語講師の視点から徹底解説英単語を覚えれば、長文が読めるようになりますか?
英単語を知らなければ、長文は読めませんが、単語の知識だけで英文は読めるわけでもありません。
最低でも単語+文法の知識が必要です。
その上で長文を読んだり、長文問題に慣れることが必要になります。
中学生向けの長文問題集については別にくわしく書いた記事があるので、参考になさってください。
中学生のための英語長文問題集オススメ5選 これで長文を攻略!英語は悪くないのですが、数学が苦手で困っています。いい参考書はありますか?
はい、いい本があります。
私は、この参考書を見ると「今の中学生は、こんなわかりやすい本があっていいなあ」と正直うらやましくなります。
それは『はいちの楽しくなる数学』シリーズです。
私の知る限り、最も中学の数学をわかりやすく教えてくれる本です。
『はいちの楽しくなる数学中学1年』と『はいちの楽しくなる数学中学2年』を使った学習法については別にくわしく書いた記事があるので、数学を克服したい中学生はご覧ください。
苦手な数学を克服したい!中学数学のオススメ参考書&問題集|プロの視点から徹底解説英語は悪くないのですが、国語が苦手で困っています。いい参考書はありますか?
国語はセンス、と言われがちな教科ですが、決してそんなことはありません。
『システム中学国語 論理入門編』は、文章を正しく読み取るための”公式”を使い、数学のようにはっきり目に見える形で、文章を読み取り、問題の解き方を教えてくれます。
『システム中学国語』シリーズについては、次の記事がくわしいので、よろしければお読みください。
苦手な国語を克服したい中学国語のオススメ問題集&参考書また、漢字や国文法の学習については別にくわしく書いた記事があるので、お読みください。
中学生のためのオススメ漢字ドリル5選|プロの視点から解説 中学生のための国文法問題集・参考書オススメ5選スタディサプリを利用している人は何人ですか
2020年度でいうと、150万人が利用しています。
スタディサプリ中学講座は何教科受けられますか
5教科+実技4教科を受講でき、演習問題1万問解き放題です。
関連記事
高校受験のためのオススメ英単語帳リスト 難関高校を目指す人のためのオススメ英単語帳とは 内申点を上げる方法 【1か月無料キャンペーン中】スタサプの先取り学習を無料体験する方法 中学生のためのオススメ定期テスト対策問題集 【1か月無料キャンペーン中】スタディサプリ中学講座を無料で体験する方法と注意点を解説 《英単語を攻略する方法》中学生のためのオススメ英単語帳18選【2024年版】|英語講師の視点から徹底解説 安くてコスパのいい通信教育ランキング|プロの視点で選びました Z会の英語参考書・問題集はハイレベルな中学生にオススメ 中学生のためのタブレット学習おすすめランキング|プロの視点で徹底比較2024年版 【1か月無料キャンペーン中】スタディサプリ中学講座の内容は?|プロの講師の視点で徹底解説 スタディサプリ中学講座 個別指導塾オンラインの料金・無料体験・資料請求は? 【1か月無料キャンペーン中】現役中学生のためのスタディサプリ高校受験対策講座|プロの視点から徹底解説 スマイルゼミ中学コースの内容と料金は?安く受講するには 受験で勝つ!中学英語のハイレベル問題集オススメ6選 中学生のためのオススメ定期テスト用英語問題集 中学生のための英語長文問題集オススメ5選 これで長文を攻略! 国立校、難関私立校対策なら『最高水準問題集特進』 難関校受験の準備には『最高水準問題集 高校入試』の理由 【中1英語】ニューホライズンの定期テスト対策オススメ4選 【中2英語】ニューホライズンの定期テスト対策オススメ4選 【中3英語】ニューホライズンの定期テスト対策オススメ4選 【中1英語】サンシャインの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】サンシャインの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】サンシャインの定期テスト対策オススメ3選 【中1英語】ニュークラウンの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】ニュークラウンの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】ニュークラウンの定期テスト対策オススメ3選 【中1英語】ワンワールドの定期テスト対策オススメ3選 【中2英語】ワンワールドの定期テスト対策オススメ3選 【中3英語】ワンワールドの定期テスト対策オススメ3選 中学生のためのオススメ漢字ドリル5選|プロの視点から解説 高校入試のためのおすすめ漢字ドリル|プロの視点から解説 中学1年のためのオススメ漢字ドリル3選 中学2年のためのオススメ漢字ドリル3選 『中学10分間復習ドリル 漢字・語句』は日常使いに最適、口コミも紹介 漢字が苦手なら『10分間集中ドリル 漢字・語句』がイチオシ 『中学10分間復習ドリル 漢字・語句』と『10分間集中ドリル 漢字・語句』の違いは? 『でる順ターゲット 中学漢字・語句・文法1500』は直前対策にオススメ!口コミも紹介 『高校入試 漢字・語句3000』はチェック用として最高峰 『でる順ターゲット中学漢字・語句・文法』と『漢字・語句3000』の違いは? 中学生のための国文法問題集・参考書オススメ5選 『標準問題集 国文法』は定期テストから入試まで使える 難関校を目指すなら『ハイクラステスト国文法』 中学国語をひとつひとつわかりやすくの内容は?口コミも紹介 スタディサプリは月額いくら?無料体験は?|コスパの良い料金プランを解説