『世界一わかりやすい中学英単語』というタイトルを見て「この本は英語に苦手意識のある人が読む本」と感じるかもしれません。
そう受け取るのは当然なのですが、実は『世界一わかりやすい中学英単語』はあなたの英語の理解を深め、本当の英語力をつけてくれる本なのです。
この記事は英語教室講師をしていた私が『世界一わかりやすい中学英単語』 の内容を解説したものです。
『世界一わかりやすい中学英単語』を選ぶ際の参考になれば、うれしいです。
なぜ『世界一わかりやすい中学英単語』で英語に強くなれるのか

『世界一わかりやすい中学英単語』は紙の本とKindle版があります。
Kindle版のほうが値段は安くなっています。
『世界一わかりやすい中学英単語』に書かれていることをマスターすれば、必ず英語は得意になります。
その理由は、「英語の核心」が分かるようになるからです。
『世界一わかりやすい中学英単語』は丸暗記中心の英語教育に疑問を投げかけ、日本人にはなかなか理解しにくい、 ネイティブスピーカーの英語の感覚を分かりやすく説明してくれます。
例えば、”eat”も”have”も「食べる」と訳します。
これは”have”が「食事の時間を取る」こと、”eat”は「食べる」行為そのものを表すことによります。
このような微妙な違いを教えてくれます。
ほかには特に前置詞がわかりやすいので例にすると、”from”の核心の意味は「起点」になります。
「起点」が「出発点」「スタート地点」の意味から「原料」「原因」を表すようになることが解説してあります。
また、”about”の核心の意味は「 周辺」になります。
「話題の周辺」から「数字の周辺」の意味になり、「およそ」と訳すことがわかります。
このように、単なる丸暗記とは異なる単語学習ができるのが『世界一わかりやすい中学英単語』 の大きな特色です。
他にも
- 頻出英単語と熟語を約1100(派生語含む)学べる
- ほとんどの単語に例文がある
- 例文の文法解析もある
- 見出し語と例文の音声ファイルが無料でダウンロードできる
のも特徴です。
『世界一わかりやすい中学英単語』の欠点とは
ただ、一点だけ「どうすれば英単語を覚えられるのか」の視点が足りないのが欠点だと私は思います。
丸暗記を否定するのはわかりますが、中学生が英単語を覚えるための工夫が足りないのは事実です。
覚えるための英単語の本を希望する場合は
をオススメします。
結論
『世界一わかりやすい中学英単語』は英語の核心を教えてくれる、まれな英単語の本です。
高校入試だけではなく大学入試、さらには将来英語を使う場面の基礎を作ってくれるでしょう。
ただ暗記用には作られていないので、 他の覚えるための英単語の本と併用して使うことをオススメします。
ちなみに著者の一人、関正生先生の授業はすばらしいので、可能ならスタディサプリ中学講座を受講されることをオススメします。
スタディサプリ中学講座の関先生の授業については、くわしく書いた記事があるので、よろしければご覧ください。









