中間テストや期末テストで「もっと英語の点数が上がればなあ」と思いませんか?
そんな悩みを解決する記事を書きました。
実は、中学校で英語の定期テストで成績を上げるのは、さほど難しいことではありません。
むしろ知ってしまえば、点数の上げ方なんてシンプルなものです。
なぜこんなことを書くのかというと、かつて私は英語塾の講師をしていて、何百人もの中学生に定期テスト対策を指導していたからです。
今から、定期テストの成績が間違いなく上がる勉強法と、それに適した問題集を紹介します。
定期テストの点数が必ず上がるノウハウとは
定期テストの成績を上げる方法は、とてもシンプルです。
二つの条件を満たす問題集に取り組めば、必ずテストの点数は上がります。
その条件とは、
- 教科書準拠
- 薄い
問題集を使うことです。
教科書準拠+薄い問題集を何冊か仕上げる、これが中学英語における最強の勉強法なのです。
教科書準拠+薄い問題集で成績が上がる理由
まずは、なぜ教科書準拠+薄い問題集で成績が上がるのか?をひとつずつ説明したいと思います。
教科書準拠の問題集がよい理由
教科書準拠の問題集をすることで成績が上がる理由は簡単です。
中間テスト・期末テストは、学校の教科書の中から出題されるからです。
書店にいけば、多くの英語の問題集や参考書が並んでいますが、定期テストの成績を上げるためなら、教科書準拠の問題集に取り組むのが一番です。
英語講師時代の私の経験では、実は9割以上の中学生は教科書の勉強が足りない、というのが実情です。
そして、せっかく勉強したとしても教科書に準拠していない問題集だと、見慣れない単語が出てきて、その意味を調べるだけで多くの中学生はげんなりし、モチベーションが下がることを私は経験上、知っています。
よっぽど英語に自信がある人は別ですが、なるべくやる気の芽を摘むような教材は避けることが賢明です。
教科書準拠の問題集にきちんと取り組めば、定期テストの成績は必ず上がります。
私が英語教室の講師をしていた時、ただひとりの例外もなく、定期テストで英語の成績が良かったのは、みな教科書準拠の問題集をしっかりとやっていた生徒たちでした。
薄めの問題集がよい理由
そして、薄めの問題集を複数こなすと、テストに出やすい問題が自然にわかります。
なお、ここで言う「薄め」というのは、目安として、厚さ6ミリ~8ミリ程度、ページ数にすれば60ページ~80ページほどの問題集のことです。
重要な問題は、複数の問題集で取り上げられるからです。
同じような問題を繰り返し行うことで復習効果があり、重要な部分は自然に覚えてしまいます。
また薄い問題集は、問題数が多くないため、早く解き終わることができ、達成感が味わえます。
これは意外と大事で、反対に分厚い問題集は達成感がないため、モチベーションがなかなか上がりません。
分厚い問題集は挫折する人が多い、という事実
この薄い問題集を複数こなす勉強法は、『アメトーーク』の「勉強大好き芸人」の回でも紹介されたやり方です。
実際に高学歴の芸人さんも実践した方法なので、説得力がありますよね。
また、Eテレ『にほんごであそぼ』の監修をしている齋藤孝教授も『必勝!必読!受験のための「孫子の兵法」』(PHP研究所)の中で、薄めの問題集から取り組むことを受験生にすすめています。
みなさんは問題集を購入する時、はりきって分厚い問題集や参考書を選び、途中で挫折してしまった経験はないでしょうか。
勉強で最も大切なのはモチベーション、やる気です。
モチベーションの上がりにくい、達成感のない分厚い問題集を選ぶと挫折するのは無理もないことなのです。
ここまで説明した理由から、定期テストの点数を上げるためには教科書の内容を、モチベーションを保ったまま勉強できる教科書準拠の薄い問題集がオススメです。
オススメの教科書準拠+薄い問題集を紹介します
今から二つの条件を兼ねそろえた問題集を2冊紹介します。
その前に、一点だけ注意点があります。
ご存知のように、中学校の教科書は地域によって異なります。
時には同じ中学でも、学年によって違う会社の教科書を使うこともあります。
隣の市の本屋で教科書準拠の問題集を買ったら、自分の学校のものとは違った、ということもありえます。
自分が使っている英語の教科書は、ニューホライズンなのか、サンシャインなのか、ニュークラウンなのか…念のため確認してから購入しましょう。
一応、全国の公立中がどの教科書を使っているかわかるサイトがあるので、リンクを貼っておきます。
オススメ問題集1.『中間期末の攻略本』
教科書準拠+薄い問題集の条件を満たし、最もオススメできるのが『中間期末の攻略本』です。 部活などで忙しく、時間のない中学生はこの一冊をキッチリやるだけでいいのではないか、とさえ私は考えます。 その理由は、問題集の組み立てがよくできているからです。 これほどコンパクトで、しっかり網羅された教科書準拠の問題集は他にありません。 『中間期末の攻略本』は、各ユニットのはじめに「ここが要点&チェック」というページがあります。 このページは問題ではなく、ユニットの要点をまとめたものです。 これが本当に上手くまとめられています。 テストの直前のチェックや普段の復習に使うのにオススメです。 その後、段階的に と進んでいくので、無理のない学習ができます。 『中間期末の攻略本』は私が調べた限り、なぜか『ブルースカイ』(啓林館)には対応していないようなのですが、『ニューホライズン』『サンシャイン』『ニュークラウン』『ヒアウィーゴー』『ワンワールド』を使用している方には一番にオススメしたい問題集です。 では、『中間期末の攻略本』を教科書別、学年ごとにリンクを貼り付けておきます。 次にオススメしたいのが『定期テスト ズバリよくでる』です。 この本は純粋な問題集で、さきほどの『中間期末の攻略本』のような要点のまとめのようなページはありません。 だからこそ、『中間期末の攻略本』をやり終えた人には、どんどん問題にチャレンジでき、2冊目には最適です。 内容は、ユニットごとに の三段階に問題が分かれていて、基礎から定期テスト対策まで順番に学べます。 『中間期末の攻略本』の次に『定期テスト ズバリよくでる』がオススメです。 基本的にここまでやれば、通常の定期テスト対策は万全だと私は思っています。 では、『定期テストズバリよくでる』を教科書別、学年ごとにリンクを貼り付けておきます。 英語は見るのも嫌なくらい苦手だけど、勉強はしないわけもいかないし…という人は、まず『教科書要点ズバっ ニューホライズン 基本文・基本表現』の定期テスト対策をやってみましょう。 手のひらサイズの小さな本で、ひとつのユニットにたった20問だけ、解くのに時間は全くかかりません。 『教科書要点ズバっ』は、その名の通り、問題集ではなく教科書のポイントをまとめた参考書です。 最小限の覚えるべきポイントがキーセンテンスのチェック、各ユニット20問ほどのテスト対策問題が掲載されています。 英語が苦手でなかなか勉強が進まない人は、まずは『教科書要点ズバっ ニューホライズン 基本文・基本表現』からスタートしましょう。 ただし『要点ズバっ』は『ニューホライズン』対応しかありません。 このページでは、プロの英語講師だった私が定期テストの成績を上げる方法とそのためのオススメ問題集を紹介しました。 成績をアップさせるための方法は を複数こなすことがポイントです。 そして、この条件を満たすのが になります。 これらの教科書に準拠した薄い問題集を何冊か使って勉強することにより、これからの定期テストの成績が上がることは間違いありません。 なお、このページは英語の定期テスト対策ですが、 向けの記事もあるので、これらのテーマを知りたい方はそちらもお読みください。 また、定期テスト対策ではスタディサプリ中学講座もオススメです。 公立中学校で使用する教科書に準拠していて、定期テストの予想問題まで用意されているので、試験対策の条件にピッタリの教材です。 スタディサプリ中学講座の英語については、より詳しく書いた記事があるので、興味のある方はご覧ください。
中間・期末の攻略本 英語 東京書籍『ニューホライズン』版
開隆堂『サンシャイン』版
三省堂『ニュークラウン』版
光村図書『ヒアウィーゴー』版
教育出版『ワンワールド』版
オススメ問題集2.『定期テスト ズバリよくでる』
東京書籍『ニューホライズン』版
開隆堂『サンシャイン』版
三省堂『ニュークラウン』版
光村図書『ヒアウィーゴー』版
教育出版『ワンワールド』版
啓林館『ブルースカイ』
おまけ 英語が苦手で学校の教科書が『ニューホライズン』の中学生へ
まとめ
よくある質問と答え
英単語帳は何がいいでしょうか?
英単語を知らなければ、英文は読めません。
ですから、単語帳を使って覚えていく方法はオススメです。
英単語帳を選ぶコツは、自分の目的に合ったものかどうかにあります。
英単語帳については別にくわしく書いた記事があるので、よろしければご覧ください。
《英単語を攻略する方法》中学生のためのオススメ英単語帳18選【2025年版】|英語講師の視点から徹底解説高校受験用の英単語帳は何がいいでしょうか?
高校受験が目的で英単語帳を使う上で大切なのは時間が限られていることです。
ですから、中学1年生や2年生とは単語帳の選び方が少々違うわけです。
高校受験のための英単語帳については別にくわしく書いた記事があるので、そちらをご覧ください。
高校受験のためのオススメ英単語帳リスト単語を覚えれば成績は上がりますか?
知らない単語ばかりより、知っている単語が多いほうが正答率は上がります。
ただし、単語だけでは高得点にはならず、文法、英作文、リスニングなどにも取り組んでいく必要があります。
特に英文法・語句を知っておかないと、成績はあがらないので、まずは単語+文法の勉強をオススメします。
英文法の参考書・問題集については別にくわしく書いた記事があるので、ご覧ください。
《英文法を攻略する方法》中学生のための英語文法問題集&参考書おすすめ10選【2025年版】単語を覚えれば、長文が読めるようになりますか?
英単語の知識がなければ、長文は読めませんが、単語だけでは読めるわけではありません。
最低でも単語+文法の知識が必要です。
その上で、長文を読んだり、長文問題に慣れることが必要になります。
中学生向けの長文問題集については別にくわしく書いた記事があるので、よろしければご覧ください。
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